スリランカの世界遺産シーギリヤにクセが強いバスで行った話①
スリランカ観光の定番スポット「シーギリヤロック」
北海道の0.8倍の大きさしかないスリランカですが
文化遺産6つ、自然遺産が2つと
8つの世界遺産を有しています。
そのなかでも有名な
「シーギリヤロック」!に行って参りました。
こんなとこ!
シーギリヤの博物館には
1,800million~2,500milion年前にマグマが固まってできたとありました。
1,800milion年って何年前だか私にはわかりません。
この岩山は鉄の重要な生産地だったり、
人々がうまいこと暮らしていたり(曖昧)、
中国など他国との交易をしていたり・・・
色々と歴史はあるのですが
その後、現在から約1,500年前くらいに
ある王様がお父さんを殺してとち狂って
この岩山の上に都市を建設したのがよく知られているストーリーです。
その時の城跡や貯水道などの遺跡が今でも残っています。
シーギリヤロックを上る道にも多くの遺跡があるのですが
それは後述。
私が最初にシーギリヤを知った時は
「なんで自然遺産じゃなくて文化遺産なんだろう?」
と思いましたが、
そういった遺跡あっての文化遺産なんですね。
片道約5時間のバスに乗って行ってきたのです、佐藤は。
スリランカのバスは一周回ってなかなか愉快
本当は行くつもり無かったんです、シーギリヤには。
行かないって3回言ったんです。
前日に計6時間のバス旅をしていたので。
前日はスリランカで一番人気のビーチ「ヒッカドゥワ」に行っていました。
人生で見た海のなかで一番綺麗で、
おいしいご飯屋さんもかわいいお土産屋さんも
ずらーっと海沿いに並んでいます。
見かける人の7割くらいは欧米人でした。
私にとっては意外だったんですけど、
スリランカはめちゃめちゃ欧米人の観光客が多いです。
過去にイギリス植民地だったことが関係しているよう。
機会があればヒッカドゥワについても書きたいと思います。
脱線しまくりましたが、
そのヒッカドゥワにもバスで行ったわけです。
結論から言うと
地獄だった。
まず、スリランカのバスが日本のバスと異なる点を挙げると
①ドアが永久に開けっ放し
②爆走・爆クラクション・爆ブレーキ
③エアコンなし
④整理券なし・支払機なし・料金表なし
①のドアが開けっ放しなのは、
乗客がすぐ乗降できるようにだと思います。
聞くところによると
多くの乗客を乗せようとバス同士が争っているらしいのです。
なのでバスは次のバス停まで爆走するし、
次のバス停に人が2人、その次のバス停に人が6人いたら
最初の2人は素通りされてしまうこともあるそうです。
でもスリランカのバスはインターバルが異常で
5分間バス停に立っているだけで
10台以上のバスが通り過ぎていきます。
なのでおいて行かれても次のバスがあります。
②の運転の荒さは新興国では共通かも知れませんね。
ウィンカーを出す感覚でクラクションを鳴らしています彼らは。
ので、結構酔います。
スリランカ人さえ窓からオエーしているのを見ました
③エアコンは無くても、爆走しているので
窓から良い風が吹きます。
④整理券なし・支払機なし・料金表なし
でも成り立っているんですスリランカのバスは!
バスのなかに必ず一人乗務員さん?がいて
全員に目的地を聞いてお金を回収するのです。
しかもなんと全員の行き先を覚えていて
(料金ごまかして遠くまで行かないように)
目的地に着くと起こしてくれたりします。
乗務員のお兄さん普通に有能ですよね。
↑ 後者地で爆睡していたら起こしてくれたお兄さん
ここまでは問題じゃ無いんです。
問題だったのが…
~スピーカーを5つ添えて~
スリランカのバスでは何故か、常に音楽が流れています。
しかも全然聞いたことの無いジャンルの音楽が...
音楽をかけるのは義務化されているのか
運転手の趣味なのか、何なのか。
この音楽、謎の音楽は音楽でも
バスによってはちょっとPOPな感じだったり
インド映画っぽかったりするんです。(違いのわかる女)
ヒッカドゥワに向かう3時間移動の際、
私が乗ったバスは、耳につけたイヤホンから
聞こえてくるはずのDespacitoが全然聞こえないレベルの
爆音ミュージックを採用していました。
私の好きな、ファボリトファボリトベイベーみたいなとこも聞こえませんでした。
しかもPOPでもインドでも無い頭がおかしくなりそうな曲調。
それで3時間寝ることもできずにバスで酔っていました。
なので、片道5時間のシーギリヤには行きたくなかったのです。
でもシーギリヤの記事を書くと言うこともあり
半分行かざるを得なかったのです。
では次回、やっと出発します。
世界遺産シーギリヤ~隣の人めっちゃ見てくる~編です。
ここまで読んでいただきありがとうございます。